日々の営み…

朝陽が登り始めた琵琶湖を
右手に眺めながら
車を走らせること1時間ちょっと🤏
菜の花畑をいくつか通り抜けたその奥に
綺麗なグリンのまん丸ちゃんが
ポコポコと顔を出して
私を迎えてくれました

まん丸ちゃんの畑の中から現れたのは
私のアルバム💿のレコーディングや
Liveなど参加頂いているBassの佐々木さん

畑には、勿論”うね”があり
普段履き慣れてない長靴で
足元の覚束なさに戸惑う💦

私の右膝を心配くださる佐々木さんから
『ゆっくり無理しないでくださいね』
と何度も声をかけてもらいながら
コンテナに
いっぱい積まれたまん丸ちゃんを
トラックいっぱいに積み込む

お水をいっぱいもらったまん丸ちゃんは
キラキラ✨しています

ここから まん丸ちゃんの仕分け作業!

サイズ別に仕分けして
箱詰めのお手伝いをします

佐々木さんが一つづつ
丁寧に茎の部分をカット

私たちがスーパーで手に取る時に
茎が凸凹せず綺麗になっているのは
この作業のお陰です

箱詰めも入れる個数によって
並べ方も決まってます

『葉脈が見えるように
揃えて入れるとキレイでしょ』

出荷に大事な事も教えてもらいながら
作業しました
作業中色んなことを話しました

音楽のこと
家族のこと
佐々木さんと私が出会った日のこと
私が佐々木さんに
レコーディングのBassをお願いした経緯
私の曲の世界観のこと

箱詰め作業が終わったら出荷の準備
お行儀よく箱に並べられたまん丸ちゃんが
トラックに
テトリスのように積まれていきます

おもわず…
『佐々木さんはテトリスお上手?』
と言ってしまったほど笑

『親父は積むのが上手かったんですよ』

時折会話に登場するお父様が
この地を開拓されたと教えてもらいました
昔は酪農もされていたとか、、、

休憩場所には農家に関する本や 
きっと
ここに仕舞われていたんだろうと思う

『めがね』

と書かれた箱を見たときは
この場所で
作業などされてる姿が想像出来て
なんだか胸がキュン♡となりました

トラックの助手席に座らせてもらい 
さあ、出発です!

朝に通った菜の花畑を抜け
街の方へ10分ほどで到着

大きな倉庫のシャッターを開け
トラックごと入庫

トラックからまん丸ちゃんの入った箱を降ろし
指定場所にキレイに並べます

『次は運送のトラックが来てリフトで積んで
京都の市場から各地へ運んでくれます』

と教えてもらいました

私達の手に届くまでに
沢山の人の手が必要だということを
改めて感じた1日でした

全ての作業を終え
佐々木さんにお礼を伝えて帰り道は
カーステレオから自身の歌を聴き
歌いながら帰宅途中夕陽がキレイで…
今日1日のことを思い返し
何故か両親のことを思い出しました

自然に身を置き
汗を流すことで人間本来 心の中にある
日々の営みの記憶が私にも在ることを認識し
私の記憶の中の両親も日々の営みの中で
私を育ててくれたんだろうと言うことも
自分自身が知っていると気づきました

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